近日、広饒県花官鎮(町)栄豊食用菌會社の生産現場で、1列また1列の高い鉄製の棚の上に白い食用菌育成棒がいっぱい並べられ、食用菌育成棒はいずれも口の開いているビニール袋の中に入っており、棒の表層にはいずれも大きさが小指のような白玉菇といわれるキノコが先を爭うように姿を現わしている。會社の封金華理事長は、「この生産ラインは培養原料の仕込み、高溫殺菌から栽培まで、すべてインテリジェント化コントロールを実現し、収益は在來の栽培法より數倍も上回る」と語っている。
栄豊食用菌會社の変化は広饒県がプロジェクトで発展を促す戦略を実施し、食用菌の産業を大きくしている縮図の1つである。ここ數年來、広饒県は10.43億元を投下して工場化食用菌プロジェクト6件を建設し、生産開始以後、全県の工場化食用菌生産能力は15萬トンに達し、黃河デルタ地域最大の食用菌生産基地となった。
循環型経済を発展させ、グリーン成長を目指すことは、広饒県における食用菌産業の大発展のスポットである。食用菌の工場化の生産をめぐって、トウモロコシ、綿花の莖などの廃棄物は食用菌生産の原材料となり、食用菌の摘みとりが終わった後、もとの培養原料は高溫による発酵により、一定比率の無機養分とさまざまな微量元素を投入し、さらに長いロールを通じて有機肥料、化學肥料などを合成し、「農作物の莖→食用菌生産→有機肥料生産→農地への還元」という稀少食用菌無汚染循環型経済産業チェーンを形成し、生産コストを引き下げ、経済収益を高めている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月21日