盛光祖総経理は、政府の鉄道関連部門が重點プロジェクトに注力し、建設投資の規模が保たれると予想。特に中西部地域の鉄道建設が重視され、経済成長と民生改善につながるとの見方を示した。

中國鉄路総公司は2015年、政府指導部の外遊と合わせて、急速に発展する中國の鉄道展を海外で開き、中國の実績を宣伝した。國際鉄道市場の競爭激化にポジティブに対応し、雙方向?多國間の鉄道交流と提攜を強化。銀行と企業の提攜システム確立や海外プロジェクトの提攜方式刷新を通じ、海外プロジェクトを大きく進展させた。最近は、中國－ラオス鉄道の建設が始まり、中國－タイ鉄道とハンガリー－セルビア鉄道セルビア側のプロジェクトに著手。インドネシアのジャカルタ－バンドン高速鉄道も間もなく著工され、ロシアのモスクワ－カザン高速鉄道、米國西部快速線などのプロジェクトも進んでいる。

中國鉄路総公司は、國際物流市場の開拓に積極的で、中歐（中國－歐州）間、中亜（中國－アジア）間を結ぶ貨物列車の國際物流ブランドを確立し、輸送量も大幅に増え続けている。2015年の中歐貨物列車運行本數は815本と、前年比で165％増加した。

鉄道の重點分野で、昨年も引き続き技術革新が進んだ。時速350キロの中國標準列車に運行の目途が立ち、新型機関車や大型保線機などのキーテクノロジーに関する研究開発で大きな成果があった。