「國民経済と社會発展の第13次五カ年計畫の綱要(草案)」(以下、同草案)は、中國の今後5年間の発展に関するロードマップを浮き彫りにした。その重要な足がかりとなるのは、國家経済および國民生活の各分野と関連する一連の重大プロジェクトだ。
國家発展改革委員會(発改委)が発表した情報によると、同草案は弱點を補い、今後の原動力を強化し、バランス化を促進し、水準を高めるため、23の特別欄を設け、165件の重大プロジェクトを掲げた。代表委員らは、これらの重大プロジェクトの実施により、國家の競爭力を左右する戦略的要衝を占めることで、國家の総合的な実力を大幅に高めることができると判斷した。
?科技革新2030、15の重大プロジェクト
同草案で新たに打ち出された「科技革新2030」の15の重大プロジェクトには、航空エンジン、ガスタービン、深海ステーション、量子通信、量子コンピュータ、脳科學、人工知能など6件の科學技術プロジェクト、および種苗業の自主革新、スマートグリッド、天地一體化情報ネットワーク、スマート製造、ロボットなど9件のプロジェクトが含まれる。
神経生物學の研究者である、中國科學院院士、浙江大學醫學部主任の段樹民委員は、「これらの科學技術プロジェクトの確定は、科學界が公認する重要科學問題、國家の重大な需要を示している。これらのプロジェクトの実施は、中國が世界クラスの難題を解消できることを証明し、また多くの産業の発展をけん引する。脳科學?人工知能の研究は、コンピュータ、情報産業、ロボットなどのスマート関連産業をけん引する」と指摘した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2016年3月7日