中國が高所得國の仲間入りをするのは「目前」のように見えるが、専門家は中國人の所得水準(zhǔn)向上は依然として長期的かつ苦しい取り組みになると指摘した。
蔡氏によると、中國の1人當(dāng)たりGDPは世界平均水準(zhǔn)に近づいているが、依然として世界70位前後だ。世銀の高所得國の基準(zhǔn)に達(dá)したとしても、中國は依然として発展途上國であり、一部の先進(jìn)國の4、5萬ドルと比べると大きな開きがある。
また2019年は中國が中所得國になってから18年目の年であるが、他國の発展の経験を見ると、中國は現(xiàn)在「中所得國の罠」を飛び越える最も重要な時期を迎えていると分析されている。蔡氏は次のように指摘した。
過去の経験によると、「中所得國の罠」に陥る國は往々にして、不安定な政治、活力なき市場、革新なき科學(xué)技術(shù)、外部環(huán)境からの大きな影響といった問題を抱えている。中國は市場の活力を高め、科學(xué)技術(shù)革新を力強(qiáng)く推進(jìn)し、內(nèi)需拡大に力を入れるといった改革の措置を堅持し、改革開放を堅持し、現(xiàn)在の経済成長率を維持することで、「中所得國の罠」を著実に飛び越えることができる。また1人當(dāng)たりGDPと1人當(dāng)たり可処分所得は2つの概念だ。ミクロレベルで見ると、低所得層の所得水準(zhǔn)向上や減稅などの措置により可処分所得を増やし、住民の消費を改善し內(nèi)需の成長を促進(jìn)することで、経済全體の発展を促進(jìn)し好循環(huán)を?qū)g現(xiàn)できる。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2019年1月24日