3.「輻射能力」大項(xiàng)目

「輻射能力」大項(xiàng)目ランキング第１位の都市は北京であり、そのゆるぎない力で、同大項(xiàng)目における各小項(xiàng)目ランキングでも軒並み1位を獲得した。上海、深圳、広州、成都、杭州、南京、武漢、西安の8中心都市もトップ10入りした。2018年と比較し、トップ10のうち北京、上海、深圳、杭州、南京の順位は不動で、広州、武漢の順位は僅かに上がり、成都、西安は順位を下げた。天津はトップ10から弾き出された。

中心都市が「中心都市」たる所以は、周辺地域や全國への輻射力の大きさにある。このため、都市の輻射力をはかることが中心都市評価のキーポイントとなる?！篙椛淠芰Α勾箜?xiàng)目は、まさに中心都市の各機(jī)能が全國及び周辺地域に與える影響力の強(qiáng)弱をはかる指標(biāo)である。同大項(xiàng)目は、都市の産業(yè)、科學(xué)技術(shù)、高等教育など分野の輻射力をはかるだけでなく、都市での生活サービス分野の輻射力を特に注視し明らかにしている。

同大項(xiàng)目では「産業(yè)輻射力」、「科學(xué)技術(shù)?高等教育輻射力」、「生活文化サービス輻射力」の３つの小項(xiàng)目指標(biāo)を立て、「製造業(yè)輻射力」、「IT産業(yè)輻射力」、「金融業(yè)輻射力」、「科學(xué)技術(shù)輻射力」、「高等教育輻射力」、「文化?スポーツ?娯楽輻射力」、「醫(yī)療輻射力」、「卸売?小売輻射力」、「飲食?ホテル輻射力」など9組の指標(biāo)データから構(gòu)成される。

?。?/span>1） 「産業(yè)輻射力」小項(xiàng)目：北京、深圳、上海がトップ3の雄姿を示した。トップ10入りした中心都市は他に成都、広州、杭州、南京、アモイの5都市であった。36中心都市全體からみると、2018年と比べ北京、深圳、上海、成都、アモイ、福州、寧波の順位は維持された。広州、重慶、武漢、合肥、海口、瀋陽、太原、石家荘、西寧、ウルムチ、南寧、フフホトなど都市の順位は上がった。

　（2） 「科學(xué)技術(shù)?高等教育輻射力」小項(xiàng)目：北京、上海、深圳は同小項(xiàng)目のトップ3を占め、とくに北京の優(yōu)位性が際立った。ランキング第4位から第10位までの都市は広州、南京、天津、成都、杭州、武漢、西安であった。36中心都市全體からすると2018年と比べ北京、上海、長沙、大連、合肥、瀋陽、太原の順位は変わらず、深圳、南京、天津、杭州、済南、青島、寧波、長春、アモイ、福州、石家荘、銀川など都市の順位は上がった。

　（3）「生活文化サービス輻射力」小項(xiàng)目：北京、上海、成都が小項(xiàng)目のトップ3を占め、北京の同小項(xiàng)目での優(yōu)勢が突出していた。ランキング第4位から第10位までに入った中心都市は広州、杭州、武漢、南京、深圳、天津、西安の7都市だった。深圳は第7位から第8位へと順位を下げた。

　　４．「広域中樞機(jī)能」大項(xiàng)目

「広域中樞機(jī)能」大項(xiàng)目ランキングの第１位は水路輸送、陸路輸送、航空輸送いずれも上海が優(yōu)勢を誇り、偏差値から見て他都市を大きく引き離した。ランキング第２位から第10位までの中心都市は広州、深圳、北京、天津、青島、寧波、アモイ、重慶、南京だった。2018年と比べ第５位までの都市に変化はなく、青島、アモイの順位はやや上がり、重慶は2018年の第11位から2019年には第９位へと上昇し陸路輸送の貢獻(xiàn)が大きかった。

交通中樞は中心都市の重要な機(jī)能で、これは他のセンター機(jī)能が成り立つ土臺でもある。広域中樞機(jī)能は都市の水路輸送、陸路輸送、及び航空輸送のインフラ條件と輸送量を測る大項(xiàng)目である。

同大項(xiàng)目は「水路輸送」、「航空輸送」、「陸路輸送」の３つの小項(xiàng)目を設(shè)置し、「コンテナ利便性」、「コンテナ取扱量」、「水運(yùn)輸送指數(shù)」、「空港利便性」、「航空輸送指數(shù)」、「鉄道利便性」、「鉄道密度指數(shù)」、「高速道路密度指數(shù)」、「國道?省道密度指數(shù)」、「道路輸送指數(shù)」など10組の指數(shù)データで構(gòu)成される。

?。?/span>1）「水路輸送」小項(xiàng)目：上海、深圳、寧波は同小項(xiàng)目のトップ３をとなった。ランキング10位內(nèi)に入った中心都市は他に、広州、青島、天津、アモイ、大連の5都市で、臨海都市が同小項(xiàng)目の上位を占めた。

?。?/span>2）「航空輸送」小項(xiàng)目：上海、北京、広州が同小項(xiàng)目のトップ3であった。いずれも中國最大の航空輸送中樞都市であり、偏差値から見た優(yōu)位性が顕著である。深圳、成都、昆明、重慶、西安、杭州、鄭州は第4位から第10位までを占めた。西南?西北地域の航空輸送依存の高さが、成都、昆明、重慶、西安など都市の航空中樞地位を高めた。

　（3）「陸路輸送」小項(xiàng)目：広州、深圳、貴陽が同小項(xiàng)目のトップ3であった。ランキング10入りした中心都市は他に、北京、上海、南京、重慶、武漢の5都市であった。同小項(xiàng)目の中で西南地域の貴陽のパフォーマンスは目を見張るものがあった。