東アジア地域包括的経済連攜(RCEP)協定が2022年1月1日に正式に発効してから、すでに100日以上が経過している。
この世界最大の自由貿易協定の実施狀況はどうなっているか。アジア太平洋地域の協力にどのような新チャンスをもたらすか。中國のさらなる開放に対してどのような深い影響を生むか。ボアオ?アジアフォーラム2022年年次総會にて、出席者が議論を展開した。
ボーナスが顕在化、加盟國の貿易がより緊密に
「RCEP発効後、主力製品のクロロアニリンの対日輸出関稅が3.1%からゼロになり、取引先が納める関稅が20萬元弱減った。これは當社のより良い日本市場開拓に有利だ」
江蘇蘇州湘園新材料股份有限公司の責任者である馬菲菲氏は、RCEPのメリットについて、「減稅」が最大の実感だと語る。RCEP枠組み內で、中日が初めて二國間関稅譲許を実現したおかげで、感染癥の影響を受けながらも同社の今年の対日輸出額が10%弱増えている。
これはRCEP発効が企業にボーナスをもたらす一例だ。
稅関のデータによると、中國の第1四半期のRCEP加盟國(中國を除く14カ國)との貿易額は、前年同期比6.9%増で2兆元を超え、同期の中國の貿易全體の30.4%を占めた。うち、韓國、マレーシア、NZなどの國との貿易額の伸び率(前年同期比)が2桁臺に達した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2022年4月22日