施行から20年近く経つ「水土保持法」が初めて改正されることになった。25日に閉幕した全國人民代表大會常務(wù)委員會第18回會議で、新たな水土保持法が採択された。関係者によると、改正後の水土保持法は、法整備を通じて日増しに悪化する水土流失に歯止めをかけ、美しい山や川を守ろうというもの。

新世紀(jì)に入って中國の近代化が進(jìn)むにつれ、人口?資源?環(huán)境のバランスが崩れてしまった。水利部の統(tǒng)計(jì)によると、中國の水土流失面積はすでに356萬9200平方キロメートル、國土の約3分の1に達(dá)し、ほかにも水土流失防止対策が必要な場所が200萬平方キロメートル近くある。水土流失による経済損失は毎年、GDPの2.25％に相當(dāng)し、生態(tài)環(huán)境への損失は計(jì)り知れないものとなっている。

新たな水土保持法ではまず、水土保持に対する地方政府の責(zé)任が強(qiáng)化された。水土保持事業(yè)の完成度と政府による審査?評価を直接リンクさせ、國の重點(diǎn)予防地域と重點(diǎn)対策地域を明確に規(guī)定し、地方政府による目標(biāo)責(zé)任制と審査賞罰制度を?qū)g施する。

次に、水土流失によってせっかく芽生えた芽を摘み取らないよう、計(jì)畫と予防の重要性が強(qiáng)化された。県級以上の政府擔(dān)當(dāng)部門に水土保持計(jì)畫を立てさせ、承認(rèn)後、厳格にその計(jì)畫を?qū)g施するよう求めた。各インフラ施設(shè)の建設(shè)や都市建設(shè)で起こり得る水土流失についても建設(shè)計(jì)畫に水土流失予防措置や対策を盛り込むよう義務(wù)付けた。（編集KA）

「人民網(wǎng)日本語版」2010年12月28日