みなさん、僕の撮った映畫が、いくつかの映畫祭で賞を受賞しました!!ありがとうございます。社會批評を交えたドキュメンタリーとして撮りましたので、映畫として普遍的に観客のみなさんの興味を引きつけられるか、そしてドキュメンタリーとしてニュース性のある鮮度を保つかというところで、悩みながらの撮影で1年かかりましたが、みなさんに公開し、さらに栄譽ある賞までいただくことになりました。日本、中國だけでなく、自由化される國際的な経済の主體である多國籍企業と各國政府の合理性と、それらが複雑に世界政治に與える、安定性と不安定性???いろいろと、僕の熱いメッセージも含め撮りました。
公開に至り、本當に嬉しい限りです!!日本や中國で上映する予定などもありますので、詳しくは、このブログの最後に詳細を記しておきますね!
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さて、中國の天洋食品工場で製造された冷凍餃子に毒(メタミドホス)が混入していた事件、通稱毒入りギョーザ事件の容疑者からの証言がでてきて、當局より事件の概要がより詳細に報道されましたね。
當該容疑者は労働環境などへの批判のために犯行を実施した人のことですが、こうしたヒューマンエラーともいえる事件は、商品貿易が現在ほど自由化されるようになってきますと、たとえば、A國での政治?経済?文化を背景としたヒューマンエラーによる害をB國も被る可能性が増えるわけでして、國際的な市場取引について、商品消費購入國が商品製造販売國の文化も熟知した上で、取引をおこなわないと、購入國にとって「予想外」の結果になるのだと思います。
A國が貿易をする場合、A國で製造した商品が100ゴールド(架空通貨単位)、同じ商品がB國製造50ゴールド、C國30ゴールド、D國30ゴールド、だとします。それらはその製品品質(総製造粗コスト?機能?安全性?ブランド価値)などを考慮してそれぞれが妥當に価格設定されているわけですね(価格にほとんどの要素が反映されている)。そうしますと、A國を中心にみれば(B國が贅沢財的な市場セグメントでA國から輸入することもありますが、そうではなくて、A國を中心としてみることに限るならば)、B國から輸入することと、C國ならびにD國から輸入することは、異なるわけですね。おそらく何らかの要素により、C國やD國のものよりも、B國のもののほうが製品品質がいいわけでしょう。品質が悪くても、価格が安価なものが欲しい需要もあるでしょうし、その逆もまた然りです。これが、伝統的な経済學で言うところの市場による価格決定メカニズムですね。