この2回ほど日本と中國の両國間だけでの外交の話題で多少難解なテーマでしたので(米國の関節関與などは別の話題としても)、僕がこちらで表現するのはなかなか敏感なところも多くありました。今回は他の國の話題ということで、國を飛んでみましょう!
日本にいるとこれまではあまり話題に上らなかった、といいますかあまりメディアで多く目にしない、耳にしなかったアフリカの國々について、みなさんどのようなイメージをお持ちでしょうか??
それでも最近では、次第にその天然資源の豊富さや、発展途上國からの脫卻としての國家戦略などに焦點をあてて、アフリカビジネス(主に天然資源採掘)がとりだたされるようになってきましたね(ボツワナのダイヤモンド?タンザニアの新たな天然ガス?南アフリカの金)。
先程ニュースをみていましたら、「中國?アフリカの貿易総額、千億ドル超える勢い」という記事がありました。今年の上海萬博でもかなりアフリカ諸國のパビリオンは力が入っていて勢いを感じるものがありましたが、まさにそれが表しているように、中國とアフリカの関係は経済的に次第に緊密になってきていると思います。ところで、天然資源の獲得目的としてのアフリカ進出は中國にとって國家的な戦略ですが、當然それは日本にとっても重要なことで、國家的戦略であるわけです。しかしながら、日本では民間の大企業(商社など)に委ねる部分が大きく、國全體でそれにとりかかることは、中國とは比べものにならないくらい低い水準といえます。これは石油や天然ガス資源のアラブ諸國等への進出獲得についても、日本と中國の「國ぐるみかどうか」という戦略的差異について同様のことがいえますね。