「創(chuàng)業(yè)は身を持するのと同じで、すぐにうまくできることではなく、少しずつ蓄積していかなければならない」という端木氏は彼の『中國情報局』と共に成長してあっという間に10年が経った。2000年、「中國株速報」(現(xiàn)「サーチナFINANCE」)を開設し、ASPサービスを展開した。2001年、「中國IT白書」、「中國企業(yè)情報」を出版し、その後毎年定期的に発行している。2002年、上海にリサーチ會社「新秦商務咨詢(上海)有限公司」を設立。2004年、『中國消費者の生活実態(tài)~サーチナ中國白書~』を刊行。本社を中央?yún)^(qū)日本橋に移転し、「Yahoo!ニュース」へのレギュラー配信を開始し、「Yahoo!ファイナンス」でヤフーとの共同コンテンツ配信を始めた。2005年には経済産業(yè)省から『中國企業(yè)の與信管理FS調(diào)査』という大型案件を受注、中國専門のシンクタンク「サーチナ総合研究所」も設立した。2006年、野村総合研究所と「中國市場での企業(yè)ブランド戦略」を共同出版。2007年、中日新聞事業(yè)促進協(xié)會の「促進中日新聞交流貢獻賞」を受賞。2008年、『中國情報局』から『サーチナ』にサイトの名前を変更。そして、株式會社サーチナはウェブサイト『サーチナ』の開設10周年を迎えた。端木氏は「10年の間に私たちはあることを確信した、それは、何事かを成すには信念に頼り、未來は期待できるものとしっかりと信じるということ。將來扱う情報は中國の情報だけでなく、他の主要國の情報も収集し、整理していきたい。2010年までにページビュー(PV)を今の6倍にし、1カ月で2億4000萬PV以上を実現(xiàn)し、金融情報の主流ネットメディアになることが目標」と語る。
2008年10月、端木氏は優(yōu)れた起業(yè)家として「アントレプレナー?オブ?ザ?イヤー」(EOY。新たな事業(yè)領域に挑戦する起業(yè)家の努力と功績を稱える國際的な表彰制度)を受賞した。留學生から起業(yè)家になり、努力し続けている端木氏はその経験を次のように語ってくれた。「私が日本に來て20年近くになった。私の起業(yè)の原點は、情報の體系化によって異文化の相互理解を促したいというもので、すべての努力はこの目標のため。20年來、私を支えてくれた2つの言葉がある。最も好きな日本語で、『一所懸命』と『繊細』という言葉だ。『一所懸命』とは中世の武士が所領を命がけで守ったことに由來するそうだ。日本人は努力することに命をかけるのかと、現(xiàn)代の中國文化にはなかった教えに圧倒され、何度も考えさせられた。『繊細』とは、日本人の性格を最も表す言葉ではないかといつも思っている。もしこの2つの精神がなければ、“Made in Japan”の名を世界にとどろかせることはなかったと思う。製造業(yè)と同様に正確さと緻密さを求められる情報サービス業(yè)にとっても、『一所懸命』と『繊細』は最も必要な要素だと思っている。この2つの言葉の素晴らしさを、さらに世の中に広めたいと思っている。それが私の事業(yè)だ」。
「北京週報日本語版」より2008年11月28日
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