だが、出産上の貢獻だけに目を向けるのでは、中國人妻たちに対して余りにも失禮で、余りに過小評価しているとの誹りを免れない。実は中國人妻たちは、日本社會の他の分野においても、真の意味の「新戦力」となっているのだ。企業でも、學校でも、病院でも、忙しく働く中國人妻の姿を目にすることができる?,F代女性である多くの中國人妻は、日本女性のように喜んで専業主婦になったりはしない。中國人妻の中にも相當高い割合で高學歴、高能力の女性がいるのだから、なおさらだ。彼女たちは日本社會に一陣の清風を吹き込んでいる。中國出身の女性社員に対する日本企業の評価は「聡明、有能」でほぼ一致している。
瀋陽出身の女性、孫さんは新潟県新潟市のある通訳會社の社長だ?,F在、2つ目の博士號を取得するため新潟大學で學んでいる。最初の博士課程の在學中に、現在の夫と知り合った。夫の実家は新潟県の生粋の農家だ。2人の間には女の子が1人いて、幸せに暮らしている。夫は現在も家で農業を営んでいるが、孫さんは學業と事業に打ち込んでいる。通訳會社を立ち上げ、日中間のさまざまな會議や活動の通訳を手がけるほか、地元の教育機関で中國語教師としても活動し、中國に興味のある日本人に中國語や中國文化を教えている。
長く暮らすうちに孫さんは、有名な「國際交流員」として、地元の人々から信頼され、敬愛されるようになった。同じ地域に暮らす佐藤さんは「孫さんはわたしたちに多くの活力を注ぎ込んでくれます。わたしたちにとって、もう1つの太陽のような存在です。孫さんが來ると、どこも活気づくんです」と話す。孫さんの夫は常に陰で人知れず孫さんを応援している。通訳の仕事が終わると、いつも娘を連れて會場に迎えに來てくれるのだ。
「人民網日本語版」2008年12月1日 |