4月30日夜の上海萬博開幕式で日本のミュージシャン、谷村新司さんが中國でも親しまれている「昴」を歌い出すと、會場はぱっと星に包まれた。
谷村さんの歌聲に多くの中國人ネットユーザーが喝采を送り、「いい歌だ。感動した」という聲を次々と寄せた。會場で生の歌聲を聞いた観衆は「あの瞬間、本當に泣きたくなった」と話し、ネットユーザーも「あの年であんなにいい聲が出だせるなんてすごい!」とメッセージを書き込んだ。また「谷村さんを通じて日本の平和と慈悲の一面を見た気がする」というネットユーザーもいた。
谷村新司さんが初めて中國の舞臺に立ったのは1981年。中國人歌手らと北京工人體育館で行われた「Hand in Hand北京」のコンサートに參加した。それ以來、谷村さんは中國と切っても切れない縁を結ぶことになった。2004年に上海音楽學院音楽工程學部に招へいされ、「谷村新司音楽工作室」を共同で設置。長年にわたる多方面の協力で、同學部の授業改革と科目建設を推進してきた。
「人民網日本語版」2010年5月4日