沖縄名物といえば沖縄そば。それに次ぐのがニガウリや豚肉だ。沖縄本島ではずっと沖縄そばを探し続け、那覇市の國際通りでやっと、沖縄そば、ニガウリ、豚肉と書かれた看板の居酒屋を見つけた。
中國人観光客が多くなったことで、居酒屋には中國語のメニューが用意されており、中國語メニューを持ってきた店員は、やはり自分が思っていた通り中國人客だったんだと、少し得意げな表情を浮かべた。
しかしメニューを見てびっくり。「牛肉生魚片」や「山羊生魚片」は何の意味か分からず、どこから來たのか不明な漢字もある。(※「生魚片」は刺身、「山羊」はヤギ)
私は笑い転げた。沖縄では英語は話さないし、説明するのは難しい。店員の得意そうだった顔は、私の笑い聲でなんだかわけの分からない表情に変わた。
冷靜になり、中國語のメニューに基づいて次のような料理を注文した。「被燉了的沖縄蕎麥(直訳すると、煮込まれた沖縄そば)」、「被炒了的沖縄苦瓜 (炒められた沖縄二ガウリ)」、「被燉了的豬骨屬于的肉 (煮込まれた豚骨に屬する肉)」。飲み物は、「沖縄的生啤酒瓶子(沖縄の生ビールビン)」だ。私の理解では、ビン入りの生ビールのことだろうか。
こうして私は「沖縄の生ビールビン」を飲み、おいしい「煮込まれた沖縄そば」を食べて、多くの友人たちが憧れている沖縄の旅を終えた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月28日