▽意外にも國際的だった北京大學(xué)
だが、彼はすぐにその選択が正しかったことを知る。彼は、中國の急速な発展と、巨大な変化を目の當(dāng)たりにした。これは、幼い頃から世界地図や國際社會の観察が大好きだった彼にとって、ありがたいチャンスだった。
北京大學(xué)に來る前は、「中國はわりと閉鎖的」というイメージがあり、彼はすぐに中國になじめるだろうと考えていた。しかし、意外なことに北京大學(xué)はかなり國際的だった。彼にとって、北京大學(xué)は今日の中國全體のシンボルであり、縮図である。「中國は、海外進出と外資導(dǎo)入、改革と開放を進めている。北京大學(xué)國際関係學(xué)院には、各國の様々な分野の政治家や學(xué)者、記者達(dá)が毎日やってくる。こういう雰囲気の中では、日本社會とは異なる人脈や視野を広げることができる。」
大學(xué)で、みなが遊びやショッピング、旅行、戀愛など青春を謳歌している一方で、彼はコラムの執(zhí)筆や社會活動、ジョギング、情報収集、取材等の忙しいスケジュールをこなしている。
彼は、その視野と人脈を広め、語學(xué)力を高め、自信を持たせてくれた北京大學(xué)に大きな恩を感じている。「中國の改革開放というニーズがあったからこそ、私のような外國人が発言権を持てる。これは、日本では考えられないことで、中國が特殊な発展段階にあるからこそ起こり得ることだ。」彼は、中國の改革開放という大前提がなければ、如何に努力しても自身の今日を手に入れることはできなかったという冷靜な認(rèn)識を持っている。
彼は「狀況が人を強くする」と信じている。
?中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)? 2011年5月29日