數日前、私が田田の成長記録として、ネットに『日本の幼稚園での最後の運動會』と題した文をアップすると、たくさんの様々なコメントをもらい、この隣國には私たちが學ぶべき多くのことがあるのではないかと思うようになった。田田は來日前にも北京で一年間幼稚園に通った経験があり、幼稚園に対しては慣れているつもりだったのだが、日本の幼稚園には「えっ!」と驚かされることもあり、それをみんなで共有したい。孫子曰く、「知己知彼、百戦不殆(彼を知り己を知れば百戦して殆うからず)」。これを中國-日本に當てはめたとき、そこには「一衣帯水」のような優美さはない。だが、幼児教育は教育の根幹で、スタートライン。ここで負けるわけにはいかない。
1.大小さまざまな無數のかばん
布団袋
幼稚園入園手続き初日、幼稚園から保護者にいくつかのかばん(袋)を用意するよう説明があった。基本のかばん(統一)、毛布入れ、服入れ、予備用の服入れ、脫いだ服入れ、靴入れ、そして、袋Aは長さ何センチ、袋Bは幅何センチ、袋Cは袋Dの中に入れ、袋Eは袋Fの中に入れる…私は頭がパンクしてしまいそうだった。日本人はなぜ、たかがかばん一つに、こんな複雑な決まりを作るのか、分からない。幼稚園によっては、これらのかばんは、全て母親の手作りでなければならないというところもある。しかし、2年が過ぎ、私たちも慣れてきて、子どもの方も、きちんとそれぞれを區別できるようになった。最近よくこう思う。京都の人々が細かいゴミの分別を嫌がらないのは、小さい頃からの教育が関係しているのではないだろうか。
2.大人は手ぶら、全てのかばんは子どもが持つ