?中國に來たのは初めてです。以前であれば、私たちのような小さな會社には考えられなかったことです?と秋田県にある藤木伝四郎商店の藤木浩一社長は12日、中國新聞社の記者に語った。藤木社長は早く中國でビジネスパートナーを見つけて、上海市場に進出したいと考えている。
この日、「グッド?グッズ?ジャパン」が上海で開幕、日本の最新の生活用品を取り揃えた企業100社が一挙に集った。うち18社は東日本大震災の被災地の中小企業で、日本貿易振興機構(ジェトロ)の企畫で、初めて中國市場に足を踏み入れた。
チーズケーキの形をした折りたたみ式の布袋、左利き用のしゃもじなど、常設展示のほか、中國のオンラインショッピングサイト「淘寶商城(タオバオ?モール)」にも専用サイトを設けて商品を販売し、定期的に訪問數を調査することで中國市場の様子を確認する。
ジェトロの擔當者は、「今回のアジア巡回展は大震災の後、日本企業がいち早く中國市場に進出できるよう構築したプラットフォームで、同時に中國の企業や消費者にも日本の文化や高品質な日本製品に近距離で觸れてもらうことで、日中両國の貿易?投資分野における成果が強固になるに違いない」と語った。
「日本東北6県震災復興支援」の特設展示會場內には人だかりができていた。入り口には「日本東北の技 中國の旅」と書かれた看板が立てられ、調達擔當者が足を止めて商品を眺めていた。
東北地方から出展した18社はそれぞれ青森県、巖手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の企業。藤木社長の展示ブースは一目で見終わる規模しかないが、パンフレットは瞬く間になくなった。同社で生産しているのは山桜の樹皮で作ったお盆、茶器、ランプなどの日用品で、規模は大きくないが、非常に精巧にできている。
「秋田県は地震の被災地から距離があり、幸い放射能の被害にも遭っていません。私たちの工場はまだ納期通りに生産でき、製品も絶対に安全です」と中國市場への期待を見せた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年7月13日