この二人の若い主婦は子供を連れており、広場で遊ばせていた。子供たちは遊具に上ったり、かくれんぼをしたりして遊んでいた。子供たちから遠くないところで主婦たちは優雅に見守っていた。通訳によれば、彼女たちは震災後復興の確信について話していたという。若い主婦のなんともいえない穏やかな表情が、私を引き付けて止まなかった。
日本では伝統的に、結婚後、女性は普通職場に長く留まらず、華麗に転身し、競爭とプレッシャーにまみれた職場を去って家庭に戻る。そして、自分と家族に気持ちのよい暮らしを作り上げる。だが、今回のツアーの日本人ガイドによれば、日本女性は家庭には帰るが、彼女たちは夫と子供たちの世話を一つの仕事として見なしているという。夫の成功は彼女たちの主婦業人生で求める頂點なのだそうだ。
ガイドの説明を聞いて、私は徐々に日本女性がわかってきた。彼女たちが家庭に帰るのは、伝統的な習慣だというだけでなく、責任と幸福を追い求めた結果だ。彼女たちは本當に社會から離れてしまうのではない。道理で日本女性の表情には少しも寂しさややりきれなさは感じられない。穏やかさと余裕、そして満足と幸せが見て取れる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年9月20日