フィリピンのアキノ大統(tǒng)領(lǐng)は26日、日本の野田佳彥首相と共同聲明を発表し、南中國(guó)海の重要性を強(qiáng)調(diào)した。これは、日本とフィリピンが南中國(guó)海問(wèn)題で連攜することを示すと見(jiàn)られている。「環(huán)球時(shí)報(bào)」によると、共同聲明は中國(guó)に直接言及していないが、アキノ大統(tǒng)領(lǐng)の訪日について、フィリピン政府は早くから中國(guó)との南中國(guó)海における島の領(lǐng)有権爭(zhēng)いで日本の支持を得たい意向を示している。アキノ大統(tǒng)領(lǐng)は野田首相が就任して最初に日本を訪問(wèn)した首脳で、南中國(guó)海に関するこの聲明は、「日本の新政府が中國(guó)に対してどのような態(tài)度をとるか」の一つの參考になるかもしれない。一方、「日本との連攜」はフィリピン國(guó)內(nèi)では不評(píng)だ。「料理人が多すぎればスープの味が壊れる」と考える人や、「『南中國(guó)海のパイ』は本來(lái)5、6人で分けるべきだが、7、8人で分けることになりそう」と懸念する人もいる。環(huán)球網(wǎng)が27日に行ったオンライン調(diào)査では、中國(guó)のネットユーザーの99%がフィリピンに実質(zhì)的な罰を與えるべきだと回答した。わずか1カ月ほど前の訪中で、アキノ大統(tǒng)領(lǐng)は中國(guó)と総額130億ドルの投資を取り付けている。
日本の外務(wù)省「中國(guó)に向けたものでない」
シンガポール紙「ザ?ストレーツ?タイムズ」は27日、「中國(guó)の海洋における主権要求は日比首脳會(huì)談の最重要議題」と伝えた。米紙「ウォール?ストリート?ジャーナル」は同日、「日比が関係を深めて中國(guó)に対抗」という見(jiàn)出しで、日本とフィリピンはともに中國(guó)との領(lǐng)土爭(zhēng)い激化という問(wèn)題に直面し、両國(guó)は軍事と安全保障の関係を深めようとしていると報(bào)じた。フィリピンは先週、安全保障問(wèn)題を取り上げ、野田首相に南中國(guó)海問(wèn)題で支持を得たい意向を示した。また消息筋によると、日本は米國(guó)に追隨し、一連の多國(guó)間協(xié)議を通して同地域の主権爭(zhēng)いの解決を求めると見(jiàn)られる。
「環(huán)球時(shí)報(bào)」は27日、日比両國(guó)の南中國(guó)海問(wèn)題に関する聲明と行動(dòng)について、日本の外務(wù)省を取材した。外務(wù)省の佐藤勝報(bào)道官は、「南中國(guó)海問(wèn)題で日本は外交路線を変えたことも、関係國(guó)と連攜して中國(guó)に対抗しようと思ったこともない」と一蹴。両國(guó)はすでに2回の南中國(guó)海問(wèn)題に関する?yún)f(xié)議を行い、今回で3回目だという。