試合後、日本の高校生の荒井順平さんと本多祐さんは、チャイナネットの取材に応じた。今回初めて中國に來た彼らに中國の第一印象はと聞くと、中國はとても広くて、人もいっぱいいる、また交通量が非常に多いと驚いていた。通常毎日約3~4時間サッカーの練習を行っているという。中國の高校生選手と一緒にサッカーをして、最初に感じたことについては、「中國の高校生はみんな上手で、體が丈夫で、テクニックもすばらしい」。また、ある日本の高校生は試合後、わざわざ「左足で援護攻撃」をした中國の高校生を探し出し、2人とも終わったばかりの試合やテクニックについて意見を交換していた。
荒井くんは被災地からやってきた選手だ。「大地震が発生してから、練習や日常生活などにどのような影響があったか」と聞くと、以下のように答えてくれた。「最初は確かに怖かった。放射能や停電が怖くて、食べ物や飲み水なども不足していたが、今は大丈夫だ。すべてのことは通常に戻り、みんなも元気で大地震前の生活にだんだんと近づいてきた」
日本の高校生のテクニックについて、八一中學の張選手は「わずか45分間だけの合同試合だったが、明らかに日本高校生たちはサッカーをするときに、団體主義を重んじながらも、自分の感覚で自由にドリブルして攻め込んでいた。僕たちは緊張したこともあって、コーチの指導やいつも練習していたテクニックなどを考えすぎて、試合中、実力をうまく出すことができない場面もあった。今回の交流を通して、これからもっと自信を持って、堂々とサッカーをしたいと思った」と語った。
プレゼントを交換する八一中學の沈軍校長と福島県サッカー協會會長の桜岡祐一氏