昨年3月に地震と津波、原発事故に見舞われた日本の東北地方、絵のような風景を呈していた沿岸部ではあちこちにがれきの山が。住民らは一日も早く取り払ってほしいと願っているが、がれきに放射性物質(zhì)が含まれているのを懸念して、処理作業(yè)に參加する人がいないため、作業(yè)はほぼ停止狀態(tài)だ。シンガポールの中國語紙「聯(lián)合早報」が伝えた。
がれきの量は、被害が最も深刻だった宮城県だけでも1600萬トン、隣接する巖手県も442萬トンにのぼる。
山のように堆積したがれきを前に、地元の人たちはまったく無力だ。だが、政府が國民に被災(zāi)者に協(xié)力してがれきを処理してくれるようたびたび呼びかけても、參加を願い出る人は何人もいない。
原発事故擔當の細野豪志環(huán)境相は「放射能漏れが発生した福島第1原子力発電所周辺から放射性物質(zhì)が検出されたため、福島に堆積された228萬トンのがれきは現(xiàn)地で処理するしかない。その他の地域のがれきについては、全國各地の廃棄物処理施設(shè)に搬送して処理する」との考えを示した。
災(zāi)害発生當時、日本各地に被災(zāi)者を支援したいと申し出るボランティアがいた。だが今は、宮城県や巖手県のがれきを別の場所に運んで処理する作業(yè)に自ら進んで買って出る人は何人もいない。がれきに放射性物質(zhì)が含まれているのではないか、と誰もが心配しているからだ。
がれきを処理する焼卻爐にフィルターが設(shè)置されているとはいえ、やはり懸念するのは、焼卻すれば、より多くの放射性物質(zhì)が放出されるおそれがあることだ。