中國國防部の耿雁生報道官は2日、「日本政府が7月31日に発表した2012年版防衛白書は事実を顧みず、『中國の軍事的脅威』をわざと誇張し、中國の國防と軍隊の建設を理由もなく非難し、中國の軍隊の正常で合法的な軍事演習についてあれこれ言い、中國の內政に干渉している。中國側はこれを斷固として反対し、日本側に厳正な交渉を申し入れた」と述べた。

耿雁生報道官は次のように話した。中國は平和的発展の道を歩み続け、防御的な國防政策を堅持している。國防と軍隊の建設の強化は、主権と領土保全、國の安全を維持するうえで必要なことであり、どの國に向けたものでもない。中國の軍隊が外國軍と積極的に交流し、対外開放を絶えず拡大し、軍事力発展を進める戦略的目的は一貫して明確なもので、日本側の「中國に透明性が欠ける」という指摘は事実無根である。中國の軍隊が計畫に沿って関連の海域で行う演習は完全に正當な行為であり、日本側が言う「地域と國際社會の懸念事項」はまったくのでたらめだ。日本側が中國共産黨と軍隊の関係を裂こうとし、臺灣海峽両岸の軍事力の発展は不均衡だと吹聴するのは、中國の內政にひどく干渉する行為である。日本側が「中國の軍事的脅威」を誇張するやり方は、自身の軍備を発展させるための口実だ。中國側は國防と軍隊の現代化建設を絶えず強化し、引き続き関連の海域で正常な訓練を行い、領土主権と海洋権益を斷固として守り、地域の平和と安定の維持に力を入れていくことを強調したい。

近年、日本は軍備を発展させ、西南諸島の防衛を強化し、隣國との主権爭いにおいて地域の緊張狀態を頻繁に作り出しており、中國を含むアジア太平洋諸國から注目、懸念されている。日本側が歴史を鏡として慎重に行動し、平和的発展の道を歩むという承諾を守り、自身の防衛?安全政策を見直し、軍事力発展の透明性を高め、隣國との相互信頼向上と地域の平和?安定の維持のためになる事項を多く行うことを望んでいる。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2012年8月3日

関連ニュース

• 東アジアに再び緊張を引き起こす日本の防衛白書
• 日本の防衛白書　その真の目的は？
• 専門家「日本の防衛白書は自らの軍事拡張の口実探し」
• 「島購入」で中日間の緊張高まる　「防衛白書」に中韓が猛反発
• 中國外交部、日本の防衛白書に厳正な立場を表明
• 日本の「防衛白書」は冷戦思考
• 日本の12年防衛白書 中國軍事力の発展を誇張解釈