エコピアの発表會での右田総経理
中國網:中國は現在、モーターショーの盛り上がりなどを見ても、世界で最も勢いがあるといわれている自動車市場ですが、右田さんのような方がいらっしゃったことからも御社が中國を重視されているように感じます。
さて最近、日本車は中國市場で苦戦していると聞きます。御社の市場としての中國はいかがでしょうか?また中國ならではのニーズにはどのようなものがありますか?
右田:中國自動車市場は2009年に生産?販売臺數共1300萬臺を突破し、2011年には1850萬臺、既に世界第一の自動車市場となり飛躍的な進歩を遂げました。
タイヤ業(yè)界も同じ狀況ですが、タイヤ生産量はここ數年で急速に増加し、あわせてラジアルタイヤの比率が向上しています。中國ゴム工業(yè)協會によれば、2005年のタイヤ生産量は2.5億本、ラジアル率は57.4%でありましたが、2011年のタイヤ生産量は4億5600萬本、ラジアル率は87%前後に上昇。中國のタイヤ生産量は連続7年間で世界第一を維持しています。
ご存じの通り、去年以降からは経済情勢、マクロ政策など影響で伸びが鈍化し始めましたが、依然として成長を続ける大市場として、當社の最重要市場の一つです。
中國は巨大な市場で、南北の溫度差、道路狀況とタイヤ市場狀況がずいぶん違います。PSR市場を挙げると、中國の消費者は一般的にモノが壊れない、丈夫であるといった基本性能をまず重視し、この點はタイヤのみに関わらず、例えば急速に普及した攜帯電話でも同様のことが言えます。その上で、品質と価格のバランスを見極めますが、タイヤにおいては、乗り心地や耐摩耗といった性能も非常に重視されるポイント。我々が商品開発する上で、そのような諸要件に対しては特に気を使い、中國での実地評価も実施して性能の再確認を怠らないようにしています。