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丹羽前大使 日本が領土問題を認めることが中日関係改善につながる

丹羽前大使 日本が領土問題を認めることが中日関係改善につながる。 日本新聞網12月20日の報道によれば、20日、東京で晝食會に出席した、前日19日に退官したばかりの前在中國日本大使である丹羽宇一郎氏は、「日本が釣魚島に領土主権問題が存在することを認めることでしか、中日両國の関係を改善し、戦爭を避けることはできない。」と語った。

タグ: 丹羽 領土問題 中日関係 改善

発信時間: 2012-12-20 16:13:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本新聞網12月20日の報道によれば、20日、東京で晝食會に出席した、前日19日に退官したばかりの前在中國日本大使である丹羽宇一郎氏は、「日本が釣魚島に領土主権問題が存在することを認めることでしか、中日両國の関係を改善し、戦爭を避けることはできない」と語った。

また、領土問題はたいへん複雑な問題で、數日で解決できるようなものではない。白黒つけるようなはっきりした判斷をするのであれば、戦爭しか選択肢はない。だが、中日間で戦爭が起これば、誰も得をしないと指摘した。

2011年、福島第一原発で発生した放射能漏れ事故で多くの人に記憶されている「臨界點」という言葉がある。「臨界點」を制御すれば、引き起こされるだろう災難を停められる。これは最も大切なことだ。だから、釣魚島領土問題でも、中日両國の政府が最もしなければならないことは、この問題をどうコントロールして、両國間で「臨界點」を超えさせないかにある。この「臨界點」とは軍隊の出動である。「もし、日中が軍隊を出動すれば、逃げ道はなくなるだろう」と丹羽氏は強く訴える。

また丹羽氏は、釣魚島領土問題の解決にとって必要なことが3つあると強調した。ひとつは「釣魚島はわが國のもの」といった白黒をはっきりさせる論爭をやめること。ふたつめは、釣魚島に領土主権爭いが存在することを認めること。みっつめは、両國の政府が、どのように釣魚島領土問題および中日関係を改善するかなどの問題について話し合いを持つことだ。

最後に「おそらく2013年春以降には、中日両國関係に暖かな春風が吹いてくるだろう」と締めくくった。

 

「中國網日本語版(チャイナネット)」2012年12月20日

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