シンガポール紙「聯合早報」25付けの記事によると、オーストラリアのボブ?カー外相はこのほど、豪は米中のどちらかを選ぶ必要はなく、中國抑制に関するいかなる提案も拒絶すると明らかにした。「環球ネット」が伝えた。
カー外相は、「米國か中國か、どちらかを選ぶ必要はなく、どちらとも深い意思疎通を行うことができる。両國からともによいパートナーと見なされ、問題解決を一緒に取り込んでいるとすれば、豪はどうしてどちらかを選択する立場に立たされなければならないのか。中國抑制に関するいかなる提案も拒絶する」と語った。
日米豪印同盟の結成は海洋民主主義國家のアジア?太平洋地域における共通の利益と価値観を高めるという日本の安倍首相の提案について、カー外相は「賛成できない」との姿勢を表明し、「豪は具體的な同盟の結成を支持しない。日米豪印同盟は安倍首相が野黨時代に提案したことであり、誤解を招きかねないため賛成できない。最近のインド訪問で言及したこともない」と述べた。
中米関係における試練について、カー外相は「中米間にある共通の利益、とくに経済面の共通の利益は、両國関係の発展に影響を及ぼすだろう。2つの大國の間に経済面の共通の利益が存在するというケースは歴史上にもあり、中米関係は冷戦時代のいかなる両國関係とも異なる様相を呈している。中米関係において、経済面の共通利益はもっとも注目されている」と語った。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2013年3月26日