日本側はこのほど、海上自衛隊の船を派遣し、在日米軍の艦船と協力して中國の漁船による釣魚島周辺海域での正常な作業を妨害しようとした。予想外なことに、數隻の宮崎県のマグロ漁船が自衛隊と米軍の艦船によってはえ縄を切斷された。
軍事専門家の孟祥青氏は26日、中央テレビの番組「今日関注」のインタビューに対し、「日本側のこの行動は、日本が軍事力を用いて中國側の主権をさらに侵害する可能性があることを示唆している。釣魚島の情勢に対し、中國は最悪に備えるべきである」と述べた。
孟祥青氏は、日米の今回の行動は「かえって災難を引き起こした」と言えるが、中國に2つのことを伝えたと話す。一つは、中國の漁船に対し、海上自衛隊は軍事力を用いたこと。もう一つは、日本は軍事力を用い、さらに日米は協力して軍事力を用い、正常な漁業活動を実施する中國の漁船を妨害する可能性があることである。
さらに孟祥青氏は、「事態がここまで発展したとすれば、釣魚島の危機はエスカレートしたということになる。これまでどおり、中國側は自ら挑発したりしないが、挑発を受けたら相手を制し、同等の処置をとり、それ以上の対処を行う可能性もある。釣魚島の情勢に対し、中國は最悪に備えるべきである」と強調した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月29日