文=中川幸司
みなさんこんにちは!
夏の都議會議員選挙、參院選の連続大選挙を前に、「自公」與黨以外の野黨勢力が大きく混亂する自體となっています。
橋下徹氏(日本維新の會共同代表?大阪市長)の歴史観に対する世論の反発、いわゆる「橋下従軍慰安婦発言」の問題で、日本維新の會の支持率はガタガタに、また「維新」と連攜して「自公」與黨と共闘しようとしていた、「みんな?民主」などの勢力も、「沈みかかった船にのって、まきこまれるのは御免こうむる!」ということがみえみえで、これまでの野黨勢力結集の呼び聲を靜め、手のひらを返したように、「維新」と距離をおくようになりました。
実際の処、「橋下従軍慰安婦発言」は、最初の會見內容骨子、全體のコンテキストを総合的に解釈してみれば、日本の戦時體制を「賛美」しているわけでもありませんでした。ただし、橋下氏は當初會見時、部分的に認識誤解をもったままに他國に配慮がかける発言を含んでいたことは否めず、そのため維新の會外部、內部からも大きく袋叩きにあったようなものです。
この橋下発言を受けて、結局利するのは與黨のみであり、政黨支持率は相対的に自民黨がさらに増長したのでした。もはやここまで來れば、日本の國民(有権者)にとって選択肢はありませんので、自民黨安倍首相がうまく國家を導いてくれることを「願う」だけの狀態となりました。これからまもなくの連続大選挙は與黨勢力の拡大となるでしょう。すでに安倍首相の政策の良し悪しを語る段階ではなく、これを有識者が批判しながらチェックし是正しながらも、選択肢一択の安倍首相に頑張っていただくしか無い。多くの日本國民の意見としては、それ以外のベターな選択肢がないわけですから、「安倍首相、ぜひともよろしくお願いします!」ということだけが今の最善選択となりそうです。
この一択選択肢、いまは一応のアベノミクスが成果を出していますが(少なくとも、証券市場の投資家マインドの向上には成果をだしているようにみえますが)、これがコケたときはちょっと怖いですね((^_^;))。また、日中外交は引き続き安倍首相路線でいきまして、大きな関係改善(or改悪)の動きはみられませんので、しばらくこの小康狀態が続くことと思います。