近代日本は明治維新後、みだりに武力を用いる軍國主義の道を徐々に歩み始め、中國をはじめとするアジア各國の人々に大きな災難をもたらし、日本の人々もそれによって被害を受けた。日本の軍國主義は第二次世界大戦中に犯した人類史上最も野蠻で最も殘虐な犯罪行為だ。「人民日報」が伝えた。
戦後、日本は極東國際軍事裁判など國際社會の正義の審判を受け、平和憲法を制定し、國際社會に復帰した。日本は戦後、體制だけでなく、価値観も入れ替え、戦前の自由、民主、人権を踏みにじる暗黒の歴史と決別したはずだった。ところが殘念なことに、日本の軍國主義は戦後一掃されることなく、一部の軍國主義勢力が蟲の息をつなぎ、日本の政治権力の中心に再び入り込んだ。この勢力の主導によって日本は長年健全な歴史教育を行えず、侵略の歴史の真相がごまかされ、歪曲されてきた。
しかし、こうした歴史問題で適格な答えを出せない日本が長年アジアの「民主の模範」として裝い、いわゆる民主の経験をあちらこちらで押し売りし、國際的な支持と信頼を得ようとしてきた。安倍首相は2度の登板でいずれも「価値観外交」に力を盡くしている。それは戦後、価値観において「自らが愚昧なままで、他人を指導しようとする」日本の政治的伝統を由來としている。