しかしながら、メルケル首相が初のダッハウ訪問の際に「悲しみと恥」と発言し、深い反省をしたことは、アジア人の感慨を呼び起こしている。日本の現首相の安倍晉三氏は、日本の當時の行為を反省しないばかりか、侵略の歴史を美化しようとしている。8月15日の無條件降伏の記念日においても、安倍氏は玉串料を納めることで、國內の極右政治家に対して靖國神社に関する変わらぬ「想い」を伝えている。
同じように感慨を覚えさせられるのは、メルケル首相と安倍首相の異なる選挙対策だ。
メルケル首相は今回、選挙集會に參加し、來月の議會選挙に向け勢いをつけることを目的に訪問した。メルケル首相は政黨の代表者として、選挙前の敏感な時期に強制収容所記念館を訪問したが、これに社會の一致した支持がなかった場合、絶対の「政治的正しさ」がなかった場合は、どれほど誠意があっても自らの行為に慎重にならざるを得なかっただろう。