近日、中國の王毅外交部長がマレーシア、ラオス、タイ、ベトナムの東南アジア諸國を疾風の如く歴訪した。時をほぼ同じくして、日本の安倍首相も間髪を入れずに東南アジア地域を再び訪れ、中國と激しい東南アジア爭奪戦を繰り広げ、地域情勢を複雑化させた。しかし、中日の力比べは出発點が大きく違う。香港中評社が8月28日報じた。
目下、國際情勢は深刻かつ複雑な変化を遂げており、平和、発展、協(xié)力、ウィンウィンは時代の潮流となっている。そんな中、東南アジア地域は中國の勃興に際に極めて重要な戦略的意義を有しおり、この地域の平和と安定、繁栄は、中國の発展と安定の上に重要な役割を果たし、ひいてはアジア太平洋地域の持続的な発展にも繋がるものである。そして、中國と東南アジア各國はアジアの発展を維持させ、アジアが世界に貢獻していく上で鍵となる役割を擔っている。
現(xiàn)在、東南アジア諸國連合(ASEAN)は中國の第3の貿(mào)易パートナーとなり、中國はすでにASEAN諸國の最大の貿(mào)易パートナーとなっている。中國の発展は周辺諸國に利益をもたらしており、それはチャンスであり決して脅威ではない。中國とASEAN諸國の間における最も重要な共通認識は、協(xié)力を通じて共の発展を?qū)g現(xiàn)するということであり、最も重要な教訓は「アジア方式」と「ASEAN方式」を堅持し、友好的な協(xié)商と平等な対話を通じて問題を解決できるということである。
今日の中國とASEAN諸國は発展の新たな船出の時を迎えており、雙方は全面的に協(xié)力を深化させ、中國?ASEAN自由貿(mào)易地域(CAFTA)の「グレードアップ」を積極的に推し進めていくべき旬である。今後さらに連攜を強め、海上協(xié)力を展開し、地域の協(xié)力の枠組みを豊かにし、人々の友好関係を深めていかなければならない。そして、安全分野での協(xié)力を開拓し、平等な対話と友好的な話し合いを通じて、引き続き問題の妥當な解決を図っていかなければならない。