オバマ米大統領は來週のアジアの旅で中國を訪問しないが、地域紛爭が複雑化し米國の政策に疑いが生じる中、オバマ大統領の行く先々で中國の巨大な影が存在し続けると見られる。フランス通信社が4月20日に伝えた。
米國は20年にわたり、中國を國際體制に組み込むと同時に、歴史ある大國と新興大國の地理?政治的な衝突を避ける対中政策を採ってきた。
中國の地域的臺頭は現実となり、経済と軍事の影響力を絶えず高め、それに不安を感じた隣國は米國が対抗の役目を果たすことを望んでいる。
かつて米中央情報局(CIA)の上席中國分析官を務め、現在は戦略國際問題研究所(CSIS)アナリストのクリストファー?ジョンソン氏は、「中國は今回の訪問全體にわたる要旨となる。中國と米國の関心を持っている人たちは、大統領が今回の訪問で『C』(中國)を頻繁に取り上げる點に注目するだろう。」と話した。
米國はウクライナなどのその他の地域の危機の対処に追われており、オバマ大統領は日本、韓國、マレーシア、フィリピンの訪問を機に、米國の外交と軍事のアジアでの「リアバランス」に対する盟友の疑いを晴らしたい考えである。しかし、同時に、言葉遣いに気をつけ、米國のリバランスの本當の目的が中國けん制のためだという中國からの疑いを強めないようにもしなければいけない。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2014年4月21日