報道によると、唐氏の硬軟織り交ぜた講話の調子について、日本外務省関係者は「(中國の)関係改善を求める心情を示している」と解読した。しかし政府の関係者は、「何を意味しているのか理解できない」と述べた。
共同通信社は6月6日、「中日両國の識者で構成される新中日友好21世紀委員會が6日、長崎市で非公式會合を開き、11月に北京で開催されるアジア太平洋経済協力會議(APEC)首脳會議までに公式會合を開くことで一致した。日本はAPEC開催期間中の中日首脳會談実現に向け地ならしをしようとしているが、中國は安倍政権に強い警戒を維持している。公式會合の開催決定は、対話の窓口が再び開かれることを意味する。雙方の交流に進展が見られる可能性があるが、真っ向から対立する中日両國の政府の妥協を意味するものではない」と報じた。
消息筋は、「今回の非公式會合が実現したのは、開催場所が東京ではなく長崎であったためだ。もう一つの原因は、5年毎に交代するメンバーが、今年11月に満期を迎えることだ」と指摘した。日本側の出席者は、公式會合による首脳會談の実現に期待しているが、中國側の関係者はこれに否定的な態度を示している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2014年6月10日