中國の南方地區は地盤沈下がひどい。國外の高速鉄道は同様の狀況では、完成後、數年の時間をかけて地盤がしっかりしてから高速運行に利用するという形が取られる。中國は橋で道を代える技術で地盤の問題を解決した。地盤の問題が出てきたら支臺を調整する形を取り、線路の沈下量は完全に安定している。橋は土地が節約でき、交通にも影響しない。
中國の巨大な市場ニーズは高速鉄道の支えとなっている。日本は最近、國際市場で中國と高速鉄道競爭を繰り広げているが、その実際の基礎的體力は弱まっている。高速鉄道を利用している地方は少なく、新幹線の総延長は200kmにすぎず、線路の標準さえ形成できていない。労働者と中堅技術者の流失も激しく、技術者の中には、「死んでも技術は持って行けないので、生きているうちに技術交流をしたい」と自ら中國にやってくる人もいる。市場ニーズが限られていることではドイツも同じような狀況にある。
だが高速鉄道を代表とする中國の製造業は有頂天になっていられるレベルにはない。工蕓の水準では、ドイツの製造業は依然として師と仰ぐに値する。例えば機関車の製造では、ドイツ製品は非常に美しく、精度も高い。中國の製品は安価で、使用に耐えるというだけにすぎない。
この弱點を克服し、中國を「製造大國」から「製造強國」とするには、まずは実踐能力の高い技師、次に小型で精密な部品製造を拠り所とする必要がある。現在、技術系統全體で後継者が育っておらず、師匠が弟子に教えるという習慣はすたれている。労働者を8級に分けて管理する制度を回復するなどして、職業技術の教育を重視しなければならない。企業には組み立てばかりしているのではなく、小型で精密な部品から心をこめて作ることを奨勵する必要がある。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2015年5月31日