露日関係に関する情報(bào)が、このほど頻繁に報(bào)じられている。日本がプーチン大統(tǒng)領(lǐng)の訪日に強(qiáng)く期待していること、メドベージェフ首相が係爭(zhēng)中の島嶼の再上陸の意向を示し、日本が「厳重に抗議」したことなどだ。露日が歩み寄ったと報(bào)じられれば、対立が激化したと報(bào)じられる。情報(bào)がやや錯(cuò)綜しているように思えるほどだ。
それでは露日は本當(dāng)に歩み寄ることができるのだろうか?國(guó)際戦略の見(jiàn)地から冷靜に観察すれば、答えは完全に「ノー」であることが分かる。
まず日露両國(guó)の戦略的利益は対立している。ロシアは西側(cè)に屬さない、新興の大國(guó)である。日本は先進(jìn)國(guó)であり、西側(cè)の大國(guó)の重要なメンバーを自稱している。ロシアにとって最大の安全の脅威は、米國(guó)主導(dǎo)の軍事同盟だ。日本はこの同盟の中で、非常に積極的な役割を演じている。ウクライナ危機(jī)が発生すると、日本は米國(guó)に追隨し対露制裁に加わり、ロシアを憤らせた。また戦後70年にも関わらず、露日は現(xiàn)在も平和條約を締結(jié)してない。國(guó)際法上は、依然として戦爭(zhēng)の狀態(tài)にある。
次に、日露両國(guó)の戦略的理念に大きな差が存在する。ロシアは世界の多極化、國(guó)際関係の民主化、世界文明の多様性を重視している。公正かつ合理的な國(guó)際政治?経済秩序の構(gòu)築、主権國(guó)家の內(nèi)政不干渉の原則、発展の道の自主選択の原則の順守を強(qiáng)く主張している。日本はこの重大な原則を再三破壊している米國(guó)に追隨している。第二次大戦の歴史を守る真剣な姿勢(shì)、戦勝國(guó)の國(guó)際法に基づく計(jì)畫の履行について、露日は正反対と言える。