日本に帰ってから、「中國帰國者?日本友好の會」の副理事長として、宮崎は、戦爭孤児が様々な権利を獲得するのを積極的に助けるほか、自らが住む東京都大田區の數千人の中國人の日本でのより良い暮らしを助けるため、同區の「多文化共生推進計畫」にも積極的に參加している。
安倍晉三政権が、集団的自衛権の解禁を含む一連の安保法案の推進を強行していることは、宮崎ら戦爭孤児の不安を高めている。宮崎は今年1月、自分と周囲の戦爭孤児の経験を土臺とした朗読劇の創作を始めた。腳本を書くのは初めてだったが、「孤児の涙」という朗誦劇の腳本は4月に完成した。劇は現在、リハーサルの真っ最中で、8月26日に琦玉県所沢市民文化センターで演じられることになっている。850席ある劇場はすでにほとんど予約でいっぱいという。
「安倍政権がやろうとしていることは非常に危険だ。國會付近では最近、毎日のように日本の人々が集會を開き、安保法案への反対を訴えている。戦爭の被害者として、私たちは、自らの経験を通じて、集會にやってくる日本の人々と呼応し、各界の関心を高め、歴史を鑑として平和を愛する力を社會に作り出していきたい」
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月7日