次に、財布に金がない。安倍首相は內閣改造後もアベノミクスを切り札としているが、聲が大きいからといって効果があるとは限らない。日本が先ほど発表した第2四半期GDPデータを見ると、個人消費や國內投資など、箱をひっくり返しても喜ばしいデータはない。低迷は、國家経済と國民生活の20年以上に渡るキーワードだ。また安倍政権の政治には偏向があり、安保や防衛の予算と物資を拡大しているが、國民生活にはびた一文も払おうとしていない。懐がさみしく、しかも膨らむ希望もない。日本人の気持ちが盛り上がるはずがない。
それから、政黨に期待できるとした回答者は15.5%のみで、インドネシアの58.3%、インドの85.9%とは対照的だ。政治は政治家が名利をむさぼり求めるための道具になっている。近年続発している汚職のスキャンダルなどにより、日本の政治家は無能で信頼できないというイメージが、國民の心に深く刻み込まれている。どんなに見ても籠の中にはマシなものがなく、仕方なく腐ったりんごの中から大して腐っていないのを選ぶしかない。このような現狀で、日本人が幸福だと感じられようか。
かつての輝かしい「神話」は、迷走中の現代日本にとって、もはや過去と化しつつある。現在の日本はこれまで貯めこんできた貯金を守っているだけで、それも長続きはしないだろう。さらに醤油がどこにあるのかも分からない「一家の主」がドタバタし、日本人は名狀しがたい苦しみを覚えている。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2016年9月2日