日本の妖怪をテーマとする漫畫、映畫、アニメ、ゲームが近年流行しており、日本の妖怪文化もホットな話題となった。人気作品の『夏目友人帳』『ぬらりひょんの孫』『千と千尋の神隠し』『怪 ?ayakashi?』『もののけ姫』などの作品にも、妖怪が登場する。日本の妖怪は単なる伝説ではなく、一種の文化を形成している。
日本では妖怪に関する噂話が、星の數(shù)ほどある。昔も今も、妖怪を記録している多くの本がある。戦後に妖怪文化を復興させた中心的な人物は水木しげるで、鳥山石燕ら先輩の志を継ぎ、現(xiàn)代日本の有名な妖怪漫畫家になった。多くの日本人は水木しげるの漫畫から、妖怪のインスピレーションを手にしている。
水木しげるは、妖怪は本當にこの世に存在すると考えている。「人類がまだ誕生しないうちに、妖怪はもうこの世にいた。私たちが知らないところに隠れているだけで、妖怪は今もいるかもしれない」水木しげるはより多くの妖怪と會うため、生前はよく世界各地を訪れていた。彼は正真正銘の妖怪冒険家だ。
この第二次大戦で左手を失った「妖怪博士」は、一生に渡り800種弱の妖怪のキャラクターを創(chuàng)り出した。これらの妖怪のイメージは彼の空想ではなく、多くの古文書を調(diào)べ、さらに各地を訪れ集めた民間の言い伝えなどが基礎(chǔ)となっている。これらの妖怪は非常に恐ろしいか、とてもかわいらしいかで、さらには善悪を一身に集める妖怪もおり、日本らしさがある。水木しげるのかわいらしい妖怪の多くが、ユーモラスな姿をしている。
「日本妖怪大全」は764の妖怪、112の神様、日本で伝わる「あの世」に関する19の言い伝えを収録している。水木しげるの妖怪は空想ではなく、大量の文獻と古代の絵を調(diào)べ、自分の考えを加え生み出したものだ。妖怪や神様など、水木しげるは日本各地の言い伝え?民俗?神話を集め、奇妙で創(chuàng)意あふれる挿絵を加えることで、真実のような夢幻のような妖怪世界を描き出している。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2017年3月10日