日本の菅義偉官房長官は9日の記者會見で、安倍晉三首相が同日午後よりベトナムとフィリピンの訪問を開始したと発表した。
日本経済新聞によると、菅氏は安倍首相がアジア太平洋経済協力會議(APEC)非公式首脳會談の會期中、習近平國家主席と會談すると表明した。同紙はその前日、トランプ米大統領との會談を終えた安倍首相は次の外交目標を中國とし、中國との首脳會談により二國間関係の改善を目指すと報じていた。
菅氏は「來年は日中平和條約締結40周年という節目の年だ。日中関係改善の進め方や北朝鮮問題について意見交換する」と述べた。時事通信は9日、中日両國政府は日程を調整中で、11日の會談実現を目指すと伝えた。
共同通信によると、安倍首相はベトナム訪問後の12日にフィリピンに向かい、マニラで開かれる東アジアサミットに出席する。會期中に李克強総理と會談するとみられる。安倍首相は出発前、中國の両首脳との會談について「戦略的互恵関係を前提とし、実りある會談にしたい」と話した。
読売新聞は、安倍首相は中國の「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)イニシアチブに協力的な姿勢を示していると論じた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月10日