中國問題専門家 加藤佳美
中國の習近平総書記は22日午後、第13期全國人民代表大會(全人代)第3回會議內蒙古自治區代表団の審議に出席した際、「人民至上の理念を堅持し、人民にしっかりと依拠するとともに、絶えず人民に幸福をもたらし、人民の中にしっかりと根を下ろさなければならない。また、各種の政策決定?活動配置や実際の業務、および新型コロナウイルス感染癥の予防?抑制と経済?社會の発展を統一的に計畫し推進する活動の中で、こうした理念を実行しなければならない」と強調した。
中國共産黨は人民の中にしっかりと根を下ろし、人民と血がつながっている。人民を団結して革命、建設と改革をリードし、その目的は人民が良い生活を送ってもらうためである。どれほどの試練と圧力に直面し、犠牲と代償を払っても、この意志は変わらず、揺るぐことはない。この點は今年の新型コロナウイルス感染癥対策においても顕著に現れた。
今回の重大な突発的公共衛生事件は稀に見る世界的な危機であり、全人類が直面した共通の試練でもある。感染癥の発生後、中國共産黨中央は感染対策を最優先事項として取り組んでいる。習近平総書記が自ら指揮?手配し、國民の命の安全と身體の健康の最優先を堅持している。彼らは全國から最も優秀な醫師、最も先進的な設備、最も必要な資源を調達し、治療に全力を注ぎ、治療費は全て國が負擔した。人民至上と生命至上は、人民の生命の安全と身體の健康を守るために一切の代償もいとわないとの意味だ。きわめて苦しい取り組みを経て、中國は感染癥狙撃戦で重大な戦略的成果を手にし、感染対策と経済?社會発展作業の統一的推進で良好な効果を上げた。
新型コロナウイルス感染癥は今も世界に蔓延しており、中國が出した「答え」は中國人民の忍耐強さを証明している。最初に國際社會に感染癥を報告し、最初に感染癥に立ち向かった國として、中國は全國人民を動員し、國を挙げて感染癥と戦い、巨大な犠牲を払い、世界で真っ先に國內の感染癥を抑制した國の1つとなった。これは地域的な防衛線を構築しただけでなく、世界の感染対策にとっても貴重な経験になった。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年5月23日