日本製品の韓國での「冷遇」が続いている。韓國関稅庁が24日に発表した統計によると、今年4月の日本からの消費財輸入額は前年同期比37.2%減少し、日本製ビールの輸入額はは4カ月連続で85%以上の減少となった。
昨年7月に日韓貿易摩擦が始まってから、韓國社會で日本製不買運動が起きた。今年の二國間関係の大幅な改善は今のところ見られない。
統計によると、韓國の4月の日本からの消費財輸入額は約2億500萬ドルで、前年同期比37.2%減少した。
うち、日本製ビールの輸入は大幅に減少している。今年1月、2月、3月の韓國の日本製ビール輸入額はそれぞれ98.2%、92.7%、87.1%減少。4月の日本製ビールの輸入額は63萬ドルで前年同期比87.8%減少した。日韓貿易摩擦の勃発前、韓國は日本のビールの主な輸出市場の1つだった。
韓國輸入自動車協會の報告によると、トヨタ、ホンダ、日産など日系自動車の韓國での販売臺數は激減傾向にある。統計によると、4月の日系車の輸入額は前年同期比58.7%減少した。
そのほか、韓國の4月の化粧品、玩具、ゴルフクラブ、バイクなどの主要消費財の輸入額はいずれも前年同期比で40%以上減少した。
新型コロナウイルス感染癥の流行後、日韓はそれぞれ両國民に対して厳しい入國規制措置をとっている。市場アナリストは、韓國人の日本製ボイコットと感染癥流行のダブルの影響が重なり、日韓の貿易は低迷狀態が続くと分析した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月25日