安倍晉三首相が政権を握ってまもなく8年が経つが、誰が彼に代わり自民黨総裁になり、「ポスト安倍時(shí)代」の舵をとるのか。14日、自民黨は総裁選挙を行い、安倍氏の後継者を選出する。

　新任の自民黨総裁は日本の首相になる。この「舵取り」は、新型コロナウイルス感染癥の流行が続く中での日本経済の記録的な後退、東京オリンピックの今後の見通しなど多くの課題に直面する。

7大派閥が主導(dǎo)権爭い

　日本の首相はかつて「走馬燈」のように入れ替わっていたが、政黨の交代は數(shù)えるほどで、自民黨が政権を握る期間が圧倒的に長い。首相の人選は派閥政治によって決まり、権力の中心人物の多くが政治家家系の出身である。

　自民黨には7大派閥があり、岸田文雄氏と石破茂氏がそれぞれ派閥のリーダーになっているが、この2人が仕切る岸田派と水月會(huì)（石破派）に決定的な力はない。

　黨內(nèi)最大の派閥として知られる細(xì)田派、麻生派、二階派、石原派など多くの派閥は菅義偉氏を支持しているため、菅氏が當(dāng)選するとの見方が最も強(qiáng)い。

　菅氏が當(dāng)選した場合、空いた內(nèi)閣官房長官は細(xì)田派や麻生派など多くの派閥が爭う意思を見せている。菅氏は9月8日、自身が新総裁に當(dāng)選した場合、人事問題は派閥の推薦にこだわらず、専門知識(shí)に基づいてそれぞれの才能を十分に発揮できるようにする考えを暗示した。

　菅氏は無派閥で、政治家家系の出身でもないため、時(shí)事通信社は「菅氏の黨內(nèi)基盤は比較的弱く、派閥の意見を無視すれば、當(dāng)選しても支持を失いすぐに窮地に陥る可能性がある」と論じた。

3人の候補(bǔ)者　立場に食い違い

　自民黨総裁「爭奪戦」は前幹事長の石破茂氏、政調(diào)會(huì)長の岸田文雄氏、內(nèi)閣官房長官の菅義偉氏の3人の間で繰り広げられている。

　數(shù)日の激しい交戦を経て、3者の「安倍政策継承」「防疫対策」「景気対策」、「地域経済振興」などの主要課題をめぐる立場は食い違っている。

　「安倍路線」の後継者と言われる菅氏は現(xiàn)行の「アベノミクス」政策を継続し、政治及び社會(huì)保障制度改革を推し進(jìn)めることを約束し、安倍氏と同じ「戦後外交の総決算」の考えを示したが、本當(dāng)の制作方針についてはまだ検証が必要である。