中央広播電視総臺(チャイナ?メディア?グループ/CMG)の日本駐在記者がこのほど石川県で現地取材をおこない、1日に発生した強い地震とそれに続く二次災害により、現地の道路などのインフラ破壊狀況は深刻で、復舊には數年かかる見通しだということを報道しました。
石川県內灘町では、倒れた電柱の応急修理をおこなう工事関係者の姿が見られました。內灘町は海に面し、土壌に含まれる砂の量が多いため、震災によって著しいインフラ被害がありました。現在、電力供給は一部復舊している一方、全域の水道は復舊していない狀態です。工事関係者は「今取り掛かっているのは通信回線で、これは災害救助に重要な役割を果たす」と説明しました。絶えない余震の中で、ゆがんだ電柱にも少なからぬ安全上の懸念が存在します。
日本國土交通省のホームページが11日に発表した情報によると、現地時間11日午前7時現在、地震が発生した能登半島の幹線道路の約8割が臨時緊急復舊を終え、救援車両が通行できるようになりました。道路の分斷により孤立狀態に陥っている地域の數は、現地時間10日午後4時時點で22カ所にまで減少しています。國土交通省道路局の擔當者は、震災前の道路の狀態に完全に戻るには數年かかるとの見通しを示しました。(怡康、野谷)
「中國國際放送局 日本語版」より 2024年1月12日