日本政府はこのほど、2024年版「科學技術?イノベーション白書」を閣議決定した。同白書は主に人工知能(AI)技術に焦點を絞った。全體的に見ると、日本のAI発展は政府のサポート、産業における実踐及び応用ケースなどの面で強みを持つ。ところが日本は長期的に存在する、顕著な弱點にも直面している。
(一)日本はAIアルゴリズム及びソフトウェアの面で遅れており、國際的な影響力を持つAI企業及び製品がない。世界経済フォーラムが発表した「國際競爭?レポート」によると、日本の研究開発費の大半が伝統的な製造業及びハードウェアに向いており、ソフトウェアやAIアルゴリズムの研究開発費が少なめだ。原因は文化、教育、學術の要素にあるかもしれない。
(二)日本はビッグデータの収集と利用に慎重で、データ駆動のAI発展を妨げている。
(三)大企業がイノベーションを導入しているが、日本のスタートアップ企業のエコシステムは中國や米國ほど活気づいておらず、AIのイノベーションのペースと多様性に影響を及ぼしている。(筆者=朱帥?賽迪研究院研究室主任、シニアエコノミスト)
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年6月19日