鳥インフルエンザが猛威をふるい始め、予防措置が深刻さを増している。農業部新聞弁公室によると、現在全國で鳥インフルエンザなど動物由來の感染癥は抑制され、昨年6月以降12月まで、中國では高病原性の鳥インフルエンザの病例は確認されていなかった。現狀に対する予防措置として、農業部はこのほど踏み込んだ措置をとったという。
農業部の専門家の分析によると、最近インドやベトナムなど周辺諸國で鳥インフルエンザが流行しており、中國への影響が心配される。また、國內での感染狀況も複雑で、鳥インフルエンザウイルスの感染経路は広く、渡り鳥や野鳥によるウイルス感染のリスクも高い。さらに、現在中國の家畜生産は放し飼いが主體のため、予防措置の難易度が増しているという。春節(舊正月)を前に、家畜やその製品の流通が頻繁になり、市場での取引も盛んになってきていることも、病原の拡散?蔓延しやすい要因となっている。國內外の発生狀況と予防措置の狀況を総合的に分析してみると、全國における鳥インフルエンザの感染狀況は今後一定期間、全體的に安定を維持し、爆発的かつ大規模に流行することはないが、局地的に発生する可能性も依然として存在しているという。
「人民網日本語版」2009年1月9日 |