「中國都市発展報告(2009)巻」が11日に北京で発表された。同報告によると中國は現在、既に都市化の急成長期に突入しており、都市化水準は2005年の42.99%から昨年には46.59%にまで向上、年平均0.9ポイント増加している。推測では2020年までに、全人口の50%が都市に居住、2050年には同比率は75%となる。都市化は既に中國にとって新時代の工業化を促進し、就業問題を解決、內需拡大につながる重要な措置となっている。
報告では、中國の都市人口は統計基準に基づく算出の結果、昨年までに既に6億2200萬人に達しており、都市化率は46.59%にまで向上、前年比で1ポイント近く増加した。もっとも中國の都市化率は依然として非常に低く、先進諸國の85%には遠く及ばないばかりか、世界平均の50%をも下回っており、今後の発展空間は非常に大きい。
中國工程院アカデミー會員、中國社會科學院學部委員を務める李京文氏は報告の中で、今後の中國の都市化は、現在の量的成長から量的成長の累積と質的向上の両者に転化すべきだと指摘している。同氏は將來的な都市化戦略において、中國の國情に基づき、集約型都市化モデルを貫き、大都市が主導、中大型都市を主體に、小都市および町を基礎とする路線を堅持し、集中型、都市密集型、用地節約型の都市化戦略を発展させるべきだと述べている。
「人民網日本語版」2010年5月12日