このところの韓國での白菜不足で、白菜の値段が1株80元相當以上にまで上がり、韓國の日常食であるキムチ価格も急騰している。今回の危機は遠く中國に在住する韓國の人々にも影響、記者の取材で、韓國人が多く住んでいる北京市內の望京地區では、EMS(國際スピード郵便)で母國へキムチを送る人が増えていることがわかった。「新京報」が伝えた。
北京のEMS関係部門責任者によると、EMSでキムチを海外へ送る韓國人はいるが、とりわけ集中してはいないという。また國際郵便の規定では、生の白菜、自家製のキムチは真空パックされていなければ、EMSを利用できないことになっている。中國のキムチは安いが、韓國に屆けば値段は倍増、またEMS料金もキムチ約5キロで300元ほどとなる。
韓國へキムチを郵送するのは、主に韓國からの留學生が少なくない。
また「広州日報」によると、韓國での「キムチ危機」は中國にも波及し、危機発生後、中國東北部へ急きょ買付に赴くビジネスマンも少なくなく、山東産白菜が非常に貴重となり、広州市內では白菜のほか大根価格も上昇が続いている。
「人民網日本語版」2010年10月13日