リビアの治安情勢の深刻な悪化を受け、國務院応急指揮部の組織?協調の下、各関連方面は香港?マカオ?臺灣の同胞を含むリビア在留中國人の救出業務を、緊張の中でも冷靜に、全力を挙げて展開している。
北京時間23日午後5時頃、中國國際航空チャーター機初便が北京首都空港を離陸、救出任務に赴いた。同機はすでにリビアに到著している。
ほぼ同時に、エジプトへ初めて脫出したリビア在住者83人のうち、43人がエミレーツ航空に搭乗しマケドニアのスコピエ空港を発った。北京時間きょう(24日)午前にも北京に到著する。
北京時間23日夜、中國側がチャーターしたギリシャ船籍の客船2隻がリビア?ベンガジ港沖合に到著、接岸を待っている。リビア在留中國人が乗船次第、2隻はただちにギリシャ?クレタ島に戻る。航海は約15時間。中國駐ギリシャ大使館はさらにギリシャ當局と積極的に協力、同島の多くのホテルにベッド數千床を確保済みで、救出者を待っている。大使館によると、救出者らは今後、段階的に航空機でギリシャを離れる。
中國駐マルタ大使館の傅智敏?政務參事官は23日、同大使館がチャーターした客船1隻が現在リビアに向かっており、同日夜に到著予定と述べた。同船はイタリアの船舶會社所有で、2千人以上が乗船可能。
また交通運輸部合作司擔當者によると、23日午後までに、同部はリビア近海に中國遠洋運輸集団(中遠集団)、中國海運集団(中海集団)から各2隻の貨物船と數隻のフェリーをベンガジ港に向かわせ、リビア在住者救出を手配した。同部は中國海上捜索救助センター総當直室を通じ、これらの船舶と連絡を保っている。
數日來、中國駐チュニジア大使館も迅速に動いており、大型バス30臺以上をすでに手配、中國人救出のためチュニジアと接するリビア國境の街Ra’s Ajdirへ派遣した。同大使館擔當者は、陸路によりチュニジアに向かうリビア在住者は主に、リビアの首都トリポリおよび周辺地區の中國資本企業社員とその家族としている。
中國駐チュニジア大使館の火正徳?大使は、同館の業務チームによりチュニジア?ジェルバ島でリビア在住者の宿泊?食事の手配が進められており、同館はさらにチュニジア當局と協議、チュニジア側は入國手続き、人員の安全、醫療救助などで中國國民に便宜と支援を図ることを示したと語った。(編集HT)
「人民網日本語版」2011年2月24日