北京市観光委員會は10日、「北京スマート観光行動計畫の概要」(2012‐2015)」を発表。今後4年をめどに、攜帯電話にダウンロードした2次元コードをかざすだけで観光地に入場できる「スマート観光システム」を構築する計畫を明らかにした。中國のタブロイド紙「新京報」が報じた。
▽身分証明書で入場券購入可能に
同委員會は今後4年をめどに、スマート観光地のほか、スマートレストランやスマート観光社、スマート観光農村などを構築する計畫。スマート観光地構築後、旅客は攜帯や身分証明証で、観光地に入ることができるようになる。
同委員會の関連の責任者によると、「『スマート観光地』構築のために、まず入場券販売に関するシステムの改良から著手。現在、北京のいくつかのA級の観光地(A級‐5A級までで5A級が最高)で『電子入場券』の導入を試験的に開始している」。
電子入場券にはいくつかの形式があり、うち旅客が攜帯でダウンロードした2次元コードで入場するというのが最も一般的だ。同責任者によると、旅客は必要に応じて、電子入場券の番號や情報を通して、実際の入場券と交換することもできる。
また、同委員會は現在、身分証明証で旅客が観光地に入場するシステムの開発に取り組んでいる。このシステムもA級の観光地から著手し、その後ほかの観光地段階的に導入が進められる計畫。
▽ガイド代わりにセルフナビゲーション