中國社會科學院社會學研究所が先日、社會意識調査報告書を発表した。調査によると、見知らぬ人をほぼ信頼できると考える人が20~30%。また約70%の人が見知らぬ人と話をすると回答した。報告書の評価では、このような社會信頼度では失格だという。情けは人のためならず。我々は周囲の人をもっと信頼し、寛容さを持ち、理解するべきだ。そうすれば、他者の助けが必要なときに自分も報われるだろう。
日本:信頼社會というより自律社會
「世界華語広播網」の日本観察員、黃學清氏によると、日本は相対的に安全で、全てにおいて秩序のある社會である。見知らぬ人に対する態度も優しい。そのため日本を旅行する外國人は日本が好きになるし、過度な警戒心も不要である。深夜まで遊んでも危険を感じることはない。日本のネットショッピングは常に先払いで、売り手は買い手の入金を待って出荷する。最初からそのような支払い方式だったし、これまで大きな問題も発生していない。そのため現在もこの支払方法が一般的である。例えば「ヤフー?オークション」では以前、中國の「アリペイ」に類似した、商品を受け取った後で買主が売主にお金を渡すサービスを始めたことがあったが、利用する人は少なかった。
日本は完全な信頼社會のようだが、その一方、アメリカ人の47%が他者を信頼しているのに対し、日本では26%に過ぎなかったという調査結果もある。日本は、お互いの監視と、法律によって社會の安定を維持しているのだ。日本人の多くが、妙なことをして周りから白い眼で見られるのに絶えられない。また、人を助けなかったら、自分も助けてもらえなくなると考えている。そのため、日本は相互信頼の社會というよりも、各人が自律する社會といった方が正しいかもしれない。