中國は現在、3種類の老後モデルがある。1つ目は家での老後。2つ目は幹部療養所での老後。3つ目は政府が支援する「保障性養老院」に住むことだ。邵鷹さんのような中産階級の高齢者は老後をどう生きるべきか。幹部としての権利もコネもない以上、幹部療養所には入れない。養老院にも入りたくない。そんな階級の老後問題を、社會は解決できるのだろうか。
デベロッパーが2兆元以上の市場に活路
全國老齢委員會事務局が2012年9月に発表したデータによると、2011年末までに中國の60歳以上の高齢者は1.85億人で、総人口の13.7%を占める。2025年には高齢者人口は3億人に達する見込みだ。
統計によれば、現在、中國の高齢者の90%が自宅での老後を選択しており、7%の高齢者が住居地區から老後のサービスを受けている。養老院に住む高齢者は3%に満たない。高齢者が2億人に達する勢いの中國では、高齢者サービスは巨大市場となる。