|
中ロ首相會談 |
溫家寶総理とロシアのプーチン首相は28日、13回目となる中ロ首相定期會談をモスクワで行った。両首相は各分野の実務協力や関心を共有する重大な國際?地域問題について突っ込んだ意見交換を十分に行い、幅広い合意に達した。
溫総理は「現在、國際情勢には深いレベルの複雑な変化が生じている。國際金融市場の変動は世界経済、さらには國際システムにまで深刻な衝撃をもたらし、エネルギー?食糧安保の問題は日増しに先鋭化している。こうした背景の下で、中ロの戦略的協力パートナーシップを強化することは、両國の共通利益、世界の平和と安定を守るうえで重要な意義を持つ」と指摘した。
プーチン首相は「両國の相互信頼、これが中ロ戦略的協力パートナーシップのハイレベルでの不斷の前進の決定的な要因だ。ロシア側は中國側と共に、両國間の各種制度の機能を存分に発揮させ、重大な問題における協調と協力を強化し、各分野の友好交流と実務協力をさらに推進することを望んでいる」と述べた。
両首相は両國間の各分野での実務協力の急速な進展に満足を表明し、▽互恵互利の原則に基づき、引き続き貿易構造を改善し、機電製品貿易を拡大し、投資協力を著実に推進、貿易秩序の規範化に力を入れ、生じた問題を適切に解決し、経済貿易協力の質と水準をさらに高める▽宇宙?航空?新素材など科學技術の優先発展分野の協力を強化し、研究成果の産業化を加速し、科學技術のイノベーション能力を共同で高める▽中ロエネルギー交渉制度の役割を十分に発揮し、石油?天然ガス?電力?原子力の協力を引き続き推進する▽「ロシアにおける中國語年」「中國におけるロシア語年」「中國文化フェスティバル」などの成功に力を入れ、青少年交流を奨勵し、人と文化の協力を全面的に推進する▽両國の地方発展戦略を積極的に協調させ、國境を跨るインフラ建設を加速し、國境貿易を促進し、隣接地區の経済発展を導く▽引き続き國際?地域問題における協調と協力を強化し、上海協力機構の発展に共同で盡力し、地域と世界の平和?安定の維持に一層の貢獻を果たす――ことで一致した。
會談後、両首相は「第13回中ロ首相定期會談共同コミュニケ」に署名し、貿易?エネルギー?科學技術?金融?國境貿易などの協力文書の調印式に臨んだ。
「人民網日本語版」2008年10月29日